「不妊検査って何をするの?」「いくらかかるの?」と不安だった私たち夫婦。初めての妊活で、かかりつけの病院もなく、なかなか行動に移せずにいました。
今回は、そんな私たちが実際に検査を受けた体験をもとに、不妊検査の流れや、かかった費用の“リアル”をご紹介します。
受診前に確認したこと
私たちは「助成金の適用を受けて検査する」ことを目的にしていたため、受診前に自治体と病院に問い合わせを行いました。
自治体に確認したこと
- 確認方法:メール
- 土日祝は対応不可な自治体が多く、メールだと時間を気にせず問い合わせができ、履歴も残るので便利でした。
- 問い合わせ内容
- 助成金が使える病院に制限はあるか
- ブライダルチェックは対象になるか
- 夫婦で別々の病院で検査を受けた場合でも助成対象になるか(例えば、妻が婦人科、夫が泌尿器科など)
- 申請書の提出期限(検査完了後いつまでに?)など
病院に確認したこと
- 確認方法:電話
- 助成金の対象検査を確実に受けたかったため、その旨を伝えたうえで質問しました。
- 問い合わせ内容
- 検査の内容と進め方
- 予約方法と受診タイミング(生理前後など)
- 支払い方法(クレジットカード可能か)
- 持ち物や注意点
⚠️電話での説明はメモが追いつかず、聞き漏れがあったので要注意!
不妊検査の基礎知識
どんな検査を受けるの?
不妊検査の内容は、主に下記4つのようです。私は、基礎体温チェック以外の3つを受けました。
- 基礎体温チェック:日々の排卵状況を把握
- ホルモン検査(血液検査):排卵や着床の状態を数値で確認。
- 超音波検査:卵子の発育状態や内膜の厚さを確認。
- 子宮卵管造影検査:卵管の通りを調べる検査。痛みの感じ方は個人差があり、麻酔の有無は病院次第。
検査時期と目的
- 検査は月経周期に合わせて進めます
- 各検査の目的は、排卵・受精・着床それぞれの段階に問題がないかを調べることです
私が実際に受けた検査内容
感染症検査・子宮頸がん検診(初診時)
- 健康状態の確認。診察台で粘膜を採取。痛みはなし。
- 助成金を使いたい旨や、今までの治療歴もこのときに伝えました。
ホルモン・甲状腺検査(生理3〜5日目)
- 採血で、障害や着床不全の原因を探ります。
- 待ち時間は少なめでしたが、注射が苦手だったので少し不安でした。。
- 結果は特に問題なしとのことでしたが、今思えばもっと質問しておけばよかったと後悔しています。
超音波検査(卵胞と内膜の確認)
- 痛みなし。卵子の成長が遅いことが判明し、排卵日のズレに気づき、自然妊娠ができなかったことに納得しました。
黄体ホルモン検査(排卵後7日目前後)
- 採血でホルモン状態を確認。排卵後の着床準備ができているかチェック
- 結果、プロゲステロン値が20ng/mLで良好でした。
子宮卵管造影検査(生理後〜排卵前)
- 夫の検査との兼ね合いで初診から半年後に実施。
- 管を通す時と、造影剤を入れる時の痛みが強く、麻酔がない病院だったのでかなりつらかったです。
- 所要時間は約1時間。検査後は抗生物質が処方されました。
📝検査の順番や内容は病院ごとに異なります。気になる場合は初診時に確認しておくのがおすすめです!
検査にかかった費用と助成制度
検査内容 | 金額(保険適用後) |
感染症・子宮頸がん検診 | 5,180円 |
ホルモン・甲状腺検査 | 2,770円 |
超音波検査 | 2,600円 |
黄体ホルモン検査 | 1,380円 |
子宮卵管造影検査 | 13,230円 |
合計 | 25,160円 |
※このほか、助成金申請書類作成費として1,100円かかりました。
自治体の助成金制度の活用
- 上記すべての検査+申請書類作成費が助成対象でした
- 領収証や明細書はすべて保管しておくのが◎
- 書類作成は病院が対応してくれ、1日程度で受け取り可能でした
検査前に知っておきたかったこと
- 卵管造影検査の痛みは病院や体質によって異なり、麻酔の有無も確認すべき
- 排卵付近の精液検査は避けるのが無難。人工授精と同日に組まれて驚きました…!
通院回数・予約方法・流れ
- 不妊検査の通院は5回程度
- 初診は電話予約、それ以降は電話or次回予約。採血は当日受付が多かったです
服装・持ち物アドバイス
- スカート推奨。ただし、タイツやレギンスの重ね着は不便
- 採血しやすい服、血圧測定しやすい薄手の上着が◎
- 水分持参を忘れずに。待ち時間中に散歩や事務作業もおすすめ!
まとめ:迷っているあなたへ
不妊検査を受けてみて、自分の体について知ることができたのは大きな収穫でした。排卵日がアプリと違っていたことに気づけたのも、妊活の精度アップにつながりました。
私自身、検査の話を人にするのは少し抵抗があり、ネットでの情報も限られていたように感じます。でも、この記事を読んで少しでも不安が和らげば嬉しいです。
まずは情報収集からで大丈夫。
あなたのペースで、一歩ずつ妊活と向き合っていけますように。
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