人工授精(AIH)の流れがわからない。
タイミング法からどれくらいでステップアップするの?
通院頻度は?仕事と両立できる?
費用が気になる。
痛みはあるの?
人工授精(AIH)に進むにあたって、こういった疑問を持つ方は少なくないと思います。
私は2025年2月〜5月までに人工授精(AIH)を4回経験しました。
最初は『タイミング法で授かりたかった』とためらいましたが、夫が前向きだったため、タイミング法4回後、人工授精(AIH)にステップアップしました。
結論、一度も陽性を見ることはありませんでしたが、毎回症状が異なり、不安でドキドキした記憶があります。
そこで今回は、人工授精(AIH)の流れや通院頻度、費用や痛みについてを、4回の実体験をベースにまとめて解説します。
この記事を読めば、人工授精(AIH)に対する不安が解消され、仕事との両立も工夫でき、費用についても備えることができます。
過去4回の人工授精(AIH)の経験や感じたことを凝縮しました。これから人工授精(AIH)を予定している方や、ステップアップを検討されている方はぜひ最後までご覧ください。
人工授精(AIH)とは?基本の流れ

人工授精(AIH)とは、排卵のタイミングに、調整した精子をチューブで子宮に戻す方法で、人工といっても自然妊娠に近い形の治療方法です。主に、タイミングで授かれない場合のステップアップや、精液所見が悪い場合、などに用いられます。

私たちはタイミング法4回の後、ステップアップを提案されました。
流れや通院回数、費用をざっくりまとめ
基本の流れ
- D3~5中に排卵誘発剤(クロミッドorレトロゾール)服用開始
- D11~13内膜・卵胞チェック(複数回の可能性も)
- 人工授精(AIH)
- 排卵確認
※生理開始日をD1(周期1日目)として日数を数えます。
通院期間や回数、費用など
通院期間:D3〜15中
通院回数:3〜4回(内膜・卵胞チェックによって増える可能性あり)
薬・注射:排卵誘発剤(クロミッドorレトロゾール)、hCG注射、尿検査でLHサージ
費用:13,000円程度(薬、診察、人工授精(AIH))

私の場合なので、個人差はあります!
実際に私が体験した4回の人工授精スケジュール
排卵誘発剤(クロミッドorレトロゾール)服用開始

生理(リセット)が来たら、排卵誘発剤をもらいにクリニック受診。
処方される薬によって、服用開始日が異なります。
クロミッド
D5から服用開始(5日間)
服用が続くと内膜が薄くなる副作用があるようで、3回服用したら1回お休みのサイクルでした。
レトロゾール
D3から服用開始(5日間)
クロミッドのお休み時に服用していました。私の場合、1日1錠だと内膜の育ちが悪かったので、次回服用時は1日2錠とすすめられました。(2錠に増やす前に体外に進んだため効果は不明)

いずれも費用は500〜600円
D11~13内膜・卵胞チェック

内膜・卵胞の育ち具合を確認しながら、人工授精(AIH)の日付を決めていきます。
スムーズに行けば1回で済みますが、育ちが悪いと通院回数が増えることも。。

D13に卵胞チェック、D14に人工授精(AIH)が私の流れでした。
●排卵の目安
・内膜:10mmあるとふかふかベッド
・卵胞:20mmあたりが排卵する目安
内膜・卵胞のチェックでも見極められない場合は、尿検査でホルモン値(LHサージ)を確認します。

私は毎回尿検査でも分からず(無色)、採血までして日にちを決めていました。
費用:1,600~2,600円
人工授精(AIH)
流れはざっくりこんな感じ。
- 受付
- 同意書・精子提出
- hCG注射(前日に行う場合も)
- 精子洗浄①・確認
- 精子洗浄②・確認
- 人工授精(AIH)
- 帰宅
所要時間:2時間
費用:5,700~6,520円(保険適用)

私はD14に人工授精(AIH)することが多かったです。
受付、同意書・精子提出
受付後、同意書と精子を提出。採精方法は2種類で、自宅採精と院内採精があります。
精子は、採精後30分おく必要があるので、自宅から病院までの距離が30分程度の場合は自宅、30分を超える場合は院内での採精が良いと思います。

私は自宅採精でした。
採精のポイント
事前に容器を人肌に温めておくとよい。
持ち運びは容器をタオルに包んで保温バッグ(保冷バッグ※冷やすの厳禁)で人肌温度キープ。


前夜に、容器と一緒に寝て人肌にしている方も!
hCG注射
hCG注射を打つと、36時間前後で排卵となります。hCG注射の投与スケジュールはご自身のコンディションや、先生の判断によって変わりそうです。

私は、前日の夜、もしくは当日の来院直後で打っていました。
初めての人工授精(AIH)の時、看護師さんに、「注射はお尻にしますか?」とさらっと言われ『え、お、お尻…?』となっていたら「初めてですか?腕にしましょうか」となりました。筋肉注射らしく、肩の辺りに打ちました。
注射後、トイレを済ませておくように看護師さんから指示がありました。
※病院によっては蓄尿するところもあるようです。
精子洗浄・確認(2回)

hCG注射後40分経過した頃、洗浄後の精子を顕微鏡で確認。覗くとマス目上に線が引かれており、1マスに1匹いれば千万単位でいるようです。

精子のコンディションによって、毎回見える数が違いました。
初めての時は大きさや形が分からず、どこにいるか見つけられませんでしたが、2回目以降はしっかり確認できました。3回目の人工授精(AIH)では、夫も同行して確認してもらいました。
洗浄1回目より2回目の方が1マスあたりの数が増えます。また、洗浄前の状態も確認できる日もありました。
人工授精(AIH)
2回目の精子確認後、ショーツを脱ぎ内診台へ。
内診台が90度近く倒され、精子注入。4回中2回、ツンとした痛みがありました。子宮の入り口が曲がっていたりすると、器具で向きを直す事があり、これは少し気持ち悪かったです。
※病院によっては子宮内を見やすくするために、尿溜めを指示するところもあるようです。
注入後、ナプキン付きのショーツを履き、内診台はそのままで30分安静。
※安静時間を設けないところもあるようです。
30分間の安静時は、寝たりスマホをいじったりしていました。脚が高い位置にある状態なので、ふくらはぎに血行不良を感じる時がありました。
帰宅
会計後、帰宅。帰宅後は普段通りの生活を送れる状態なので、予定を入れても大丈夫でした。
服装や持ち物
- スカート、もしくはワンピース
- トップスは肩が出しやすいもの(注射がある場合)
- 靴下、レッグウォーマー
- 飲み物(水かお茶)
卵胞チェック

人工授精(AIH)の翌日や、翌開院日にエコーで排卵しているかの確認。
※長期連休や忙しい場合は省略されることもあります。
排卵チェック費用:1,670~1,830円
各回の所感
1回目
人工授精(AIH)のスケジュール感が分からず、精液検査の翌日に人工授精(AIH)することに。
先生に「精子の量が少ないから積極的に人工授精すべき」と言われる。
無症状のままリセット。
2回目
人工授精(AIH)後12日目に風邪っぽい症状があり、妊娠初期症状と期待するもリセット。
3回目
子宮が曲がって見づらく、位置を直され気持ち悪くて痛かった。出血あり。
喉痛症状があるも、予定より早くリセット。
4回目
レトロゾール服用で内膜の育ちが悪く、卵胞チェックの通院回数が4回に。
無症状のままリセット。
人工授精にかかる費用と回数を重ねる中で感じたこと
費用

1周期あたりの総額は13,000円程度。内訳はこの通り。
1.排卵誘発剤 500~600円
2.内膜・卵胞チェック 1,600~2,600円/回
(育ち具合によって通院回数が増える可能性あり。エコー以外の検査が増えると2,600円ほどに。)
3.人工授精(AIH) 5,700~6,520円(保険適用)
4.卵胞チェック 1,670~1,830円
感じたこと
他の人の目が気になる
私は一般のクリニックで人工授精(AIH)をしたのですが、精子を提出する時に、他の人の目が気になることがありました。
病院の柔軟な対応に感謝
初めての人工授精(AIH)は日曜日で、休診日なのに対応いただけることに感謝しました。
人工授精は痛い?私の体験から正直に伝えると…
処置中の感覚
処置中に感じた痛みポイントは3点。
- hCG注射
- 子宮の向きを直す
- 精子注入時
いずれも痛みは軽く、痛みに弱い私でもへっちゃらでした!
回数を重ねて変化した点
これといった変化はありません。流れには慣れますが、混み具合によって所要時間も異なり、痛みも毎回違いました。
仕事との両立

人工授精(AIH)の通院目安は月4、5回程度。有給や早退、遅刻を使って通院していました。
一番の難所は内膜チェックで、育ち具合で通院日数が読めませんでした。
内診の時に「明日も来られる?」とさらっと言われた時は流石に職場に言いづらかったです・・・。

レトロゾールを服用していた時は、内膜チェックだけで4回通いました。
人工授精(AIH)の時間帯は?
私は4回とも午前中でした。
■参考
- 1回目7:30〜
- 2回目8:00〜
- 3回目10:30〜
- 4回目11:00〜
人工授精(AIH)後に仕事をしても平気か?
体調変化は特にないので、そのまま仕事に行く方もいます。
私の場合は4回とも土日で、人工授精(AIH)後に出かけることもありました。
4回の人工授精を経て感じたこと

今回は人工授精(AIH)のスケジュールと費用について私の4回の経験をもとに紹介しました。
人工授精(AIH)は、治療の中では比較的負担が少ないと言われていますが、
実際に経験してみると、精神的には決して「軽いステップ」ではありませんでした。
- 予定が読めないことのストレス
- 結果を待つ間のそわそわ
- 期待と不安の繰り返し
それでも、4回経験した今だから思うことがあります。
人工授精は “ただの治療のひとつ” ではなく、
自分の身体と向き合い、パートナーと一緒に一歩踏み出す大切な時間だったということ。
治療の選択に正解も不正解もありません。あなたのペースで進んで大丈夫です。
迷っている方、今まさに挑戦している方、そんなあなたの不安が、この記事で少しでも和らぎますように。
「私だけじゃないんだ」と思ってもらえたら嬉しいです。
ご質問や、知りたい体験談があれば、ぜひお気軽にコメントください。

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