- 検査をしたいけど痛みが心配…。
- 検査後のゴールデンタイムって?
- 費用と所要時間が気になる。
卵管造影検査について、多くの方はこれらの不安があるのではないでしょうか。
中でも一番気になるのは、【痛み】だと思います。
痛みの感じ方は人それぞれで、「ほとんど痛くなかった」という人もいれば、「生理痛のような鈍い痛み」「下痢のときのような激しい痛み」と感じる方もいるようです。
そこで今回は、注射・麻酔が大の苦手で、初コンタクトで貧血を起こした私の実体験を、正直に、時系列でまとめました。
検査の流れや痛みの程度、費用、そして検査後の過ごし方についても紹介するので、検査を控えている方や、パートナーの気持ちを知りたい方は、ぜひ最後までご覧ください。
卵管造影検査とは?

子宮卵管造影検査とは、不妊の原因のひとつである「卵管の詰まり」がないかを調べるために行う、レントゲン検査の一種です。
造影剤を使って子宮と卵管の通りを確認するため、少し痛みを伴うことがあります。
また、この検査を行うと一時的に卵管の通りが良くなり、妊娠率が上がるとされる「ゴールデン期間」と呼ばれる時期が生まれるとも言われています。
私の痛み耐性について

冒頭でも述べましたが、私は痛みにめっぽう弱いです。
- 注射や採血は横になって受けないと貧血
- 歯科の麻酔すら緊張して貧血
- 初コンタクトで貧血&嘔吐
そんな私が経験した内容ですので、すべての方に当てはまるわけではありません。似たタイプの人には参考になるはずですが、痛みに強い人は「こんな人もいるんだ〜」程度でぜひ読みすすめてください。
予約〜当日の流れをざっくりまとめ

- 電話で予約
- 受付→血圧測定・同意書記入
- 診察室で膣内洗浄・カテーテル挿入
- レントゲン室へ移動→着替え・造影剤注入・カテーテル除去
- 着替え→レントゲン再確認・次回の予約
- 会計後、処方箋受け取り薬局へ
- 抗生物質3日分もらって帰宅
金額:13,690円(検査:13,230円+薬:460円)
所要時間:約50分
【体験談】当日のリアルレポート
生理開始日に電話で予約

卵管造影検査は、生理終了後〜排卵前に行うため、生理開始日に病院へ電話。5日後の午後に予約を取りました。
当日の注意点(病院からの案内)
- 食事は軽めに(吐き気を防ぐため)
- スカート着用(移動が楽)
- 靴下・レッグウォーマー持参(寒さ対策)
- 病院によってはナプキン持参も。(私の場合は病院で用意あり)
- 検査後の入浴はシャワーのみ
検査当日の受付

午後半休を取って病院へ。受付後、血圧を測り、同意書にサイン。副作用や、まれなリスク(死亡リスクなど)の記載に少しビビりました。同じタイミングで検査する人が、私の他に3人いました。
診察室でカテーテル挿入(痛みポイント①)

診察台で膣内洗浄後、カテーテル挿入。挿入に手こずっていましたが、入った瞬間、例えようのない気持ち悪さで目の前が真っ暗になり、冷や汗が止まりませんでした。
『助成金のためだ!気合い入れろ!』『夫のためにもここで死ぬわけにいかない!』
と自分を鼓舞するも、貧血と冷や汗はおさまらず、診察台で深呼吸しながら休憩することに。
途中、看護師さんに「中止しますか?」と聞かれましたが、『もう一度やるとか無理!!』と思い、「やります。」と答えました。
カテーテルの先端を内ももにテープで固定され、ナプキン付きのショーツを履き、車椅子でレントゲン室へ。※ちなみに、私以外の3人は歩いて移動していました。
レントゲン室へ移動

レントゲン室へ運ばれる最中、

こんな思いまでして、子どもがほしいんだな…。
とんでもないところに足を踏み入れてしまった…。
ここまでやって妊娠できなかったらどうしよう…。
と、色んな思いが湧き上がり、涙ぐむほど気持ちが落ち込みました。
順番待ちの間も、看護師さんが付き添ってくれました。
「足元寒そうだね、靴下とかある?」と言われた時、診察室に荷物を忘れたことに気づきました。診察室に荷物があり、レッグウォーマーがあることを伝えると、看護師さんが持ってきてくれ、履かせてくれました。とてもありがたかったです。
しばらく寒さと気持ち悪さと冷や汗でぐったりしていましたが、血圧測定で意識が戻りました。(血管を圧迫したのが良かったのかも?)
造影検査開始(痛みポイント②)

自分の番になり、検査着に着替え、レントゲン台へ。垂直になっていたレントゲン台が後ろに倒れ始め、途中、重力に耐えるのが辛かったです。
台が真横になったところで先生から、「これから造影剤入れるけど、目はつぶらないで左側のレントゲン画面見ててね。」と言われて造影剤注入。その間も先生が、「あと半分、1/5、1/10…」と造影剤の残量をカウントダウンしてくれました。
カテーテル挿入時より痛みはマシでしたが、これもなかなか痛くて、叫ぶ力もなく、深呼吸しながら耐えました。痛みに加え、レントゲン画面を見なければいけないのも大変でした⋯。
造影剤の注入が終わり、管を抜いた瞬間、少しだけ身体が楽になりました。幸い詰まりは無く、通りも良かったです。
※検査後、次の人とすれ違った時、『自分で歩いてる。すごいなぁ。』なんて思っていましたが、次の人の検査が始まった瞬間に絶叫が聞こえてきて驚きました。やっぱり、痛みの感じ方は個人差がありそうです…。
レントゲン再確認、次回の予約

着替えたあと、先生と一緒にレントゲン画像を再確認。造影剤が流れる様子をコマ送り写真みたいに見ることができました。
先生に、「造影検査どうだった?」と聞かれ、私は正直に「気持ち悪かったです。」と答えました。(笑)
お会計と処方箋、薬局で抗生物質処方
合計:13,690円(検査+薬)
薬局で抗生物質を3日分もらい、帰宅しました。
帰宅後の症状と過ごし方
帰宅後、今までの緊張が解けたからか、重い生理痛のような痛みに襲われ、歩くのもヨボヨボで何もできず、仮眠を取ることにしました。

ベッドで横になりながら、

痛かったなぁ、辛かったなぁ。
あんな痛み、経験せずに済むならその方がいい。
もう二度とやりたくない…。
なんて考えていたら、痛みも和らがず、全く寝付けず、シャワーを浴びることに。身体が温まったおかげか痛みが和らぎました。寝る前も、寝室も暖かくしたところ、よく眠れました。
翌日は痛みもなく、出血は少なめの生理くらいでした。(ナプキン2、3個程度)
検査を受けて感じたこと・振り返り

- 痛みは経験したことのない感覚で、気持ち悪さもあった。
- 緊張しすぎて、余計に痛みを強く感じたのかも。
- 診察台に乗る前に、寒さ対策をしておけばよかった。
- 身体を温めると、痛みが和らぐ。
- 検査後は予定を入れず、自宅でゆっくり過ごすのがおすすめ。
また、病院によっては、麻酔や痛み止めを処方してくれるところもあるようなので、事前に情報収集や病院で相談するといいかもしれません。
まとめ

今回は、卵管造影検査の体験談を紹介しました。
痛みについては、生理痛でも下痢でもない、例えようのない痛みと気持ち悪さで、私は「もう二度とやりたくない…」と思うほどでした。(やって良かったとは思っています。)
とはいえ、痛みの感じ方には個人差があるので、「不安だけど、どうしても妊娠したい」「準備を万全にしたい」という方は、事前情報を集めて心構えをしておくと安心です。
これから検査を受ける方や、パートナーの気持ちに寄り添いたい方の、少しでも参考になれば嬉しいです。ご質問や、他にも体験談を聞いてみたいことがあれば、ぜひコメント欄で教えてくださいね。
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