女性の不妊検査って何するの?実際にかかった費用と流れを公開

不妊検査

「不妊検査って何をするの?」
「いくらかかるの?」
「痛みはあるの?」
「通院期間は?」
など、不妊検査についてこんな疑問や不安を持つ方も多いのではないでしょうか。

私たち夫婦もなかなか行動に移せずにいましたが、実際に検査を受けてみると、思ったより費用がかかったり、検査によっては痛みがあったり、通院回数が多かったり、、、と想像とは違うと感じたことが多かったです。

今回は、そんな私たちが実際に検査を受けた体験をもとに、不妊検査の流れや、かかった費用の“リアル”をご紹介します。
この記事を読めば、不妊検査の流れや感想、費用がわかり、不安な気持ちの解消や、支払いの不安に備えることができます。

不妊検査について、不安や疑問があって踏み出せない方はぜひ最後までご覧ください。

受診前に確認したこと

私たちは「助成金の適用を受けて検査する」ことを目的にしていたため、受診前に自治体と病院に問い合わせを行いました。

自治体に確認したこと

  • 確認方法:メール
    • 土日祝は対応不可な自治体が多く、メールだと時間を気にせず問い合わせができ、履歴も残るので便利でした。
  • 問い合わせ内容
    • 助成金が使える病院に制限はあるか
    • ブライダルチェックは対象になるか
    • 夫婦で別々の病院で検査を受けた場合でも助成対象になるか(例えば、妻が婦人科、夫が泌尿器科など)
    • 申請書の提出期限(検査完了後いつまでに?)など

病院に確認したこと

  • 確認方法:電話
    • 助成金の対象検査を確実に受けたかったため、その旨を伝えたうえで質問しました。
  • 問い合わせ内容
    • 検査の内容と進め方
    • 予約方法と受診タイミング(生理前後など)
    • 支払い方法(クレジットカード可能か)
    • 持ち物や注意点

⚠️電話での説明はメモが追いつかず、聞き漏れがあったので要注意!

不妊検査の基礎知識

どんな検査を受けるの?

女性の不妊検査の内容は、主な種類は下記9つのようです。
検査の内容や順番は病院ごとに異なることもあるため、初診の際に「どんな検査をどの順で進めていくのか」をしっかり聞いておくと安心です。
私自身、調べるまで知らなかった検査項目もあり、受けていない項目もあります。ちなみに私は2〜5と7を受けました。

  • 1. 基礎体温の記録
    目的:排卵の有無やホルモンバランスを把握
    方法:毎朝同じ時間に婦人体温計で測定し、グラフ化
    ✍️ 自宅でできる最初のチェック項目

    2. ホルモン検査(血液検査)
    目的:排卵障害、黄体機能不全、卵巣機能低下などの確認
    時期ごとの検査内容例
    月経3〜5日目:FSH(卵胞刺激ホルモン)、LH(黄体形成ホルモン)、E2(エストラジオール)
    排卵後7日目前後:プロゲステロン(黄体ホルモン)

    3. 甲状腺ホルモン検査
    目的:甲状腺異常(甲状腺機能低下症・亢進症)が妊娠に影響を及ぼすため
    検査内容:TSH、FT4など

    4. 超音波検査(経膣エコー)
    目的:卵胞の成長や子宮内膜の厚さを確認
    タイミング:排卵前・後など周期に応じて複数回

    5. 子宮卵管造影検査(HSG)
    目的:卵管の通り、子宮の形の異常を確認
    方法:子宮に造影剤を注入してレントゲン撮影
    💡 痛みを感じることがあり、事前に麻酔の有無を確認すると安心

    6. 子宮鏡検査
    目的:子宮内膜ポリープ、癒着、筋腫などの有無を確認
    方法:内視鏡を使って子宮内部を直接観察

    7. 感染症検査
    目的:性感染症や子宮頸がんのチェック
    項目例:クラミジア、HIV、B型肝炎、C型肝炎、梅毒、子宮頸がん検診 など

    8. AMH検査(抗ミュラー管ホルモン)
    目的:卵巣に残っている卵子の数(卵巣予備能)を確認
    特徴:生理周期に関係なく受けられる

    9. フーナーテスト(性交後試験)
    目的:頸管粘液と精子の相性をチェック
    方法:排卵期に性交を行ったあと、頸管粘液を採取し精子の動きを確認

検査時期と目的

  • 検査は月経周期に合わせて進めます。血液検査は周期によって調べる項目が異なり、卵管造影検査は生理終了〜排卵前まで、と検査できるタイミングが決められていました。
  • 各検査の目的は、排卵・受精・着床それぞれの段階に問題がないかを調べることです。

私が実際に受けた検査内容

感染症検査・子宮頸がん検診(初診時)

  • 健康状態の確認。診察台で粘膜を採取。痛みはなし。
  • 助成金を使いたい旨や、今までの治療歴もこのときに伝えました。

ホルモン・甲状腺検査(生理3〜5日目)

  • 採血で、障害や着床不全の原因を探ります。
  • 待ち時間は少なめでしたが、注射が苦手だったので少し不安でした。。
  • 結果は特に問題なしとのことでしたが、今思えばもっと質問しておけばよかったと後悔しています。

超音波検査(卵胞と内膜の確認)

  • 痛みなし。卵子の成長が遅いことが判明し、排卵日のズレに気づき、自然妊娠ができなかったことに納得しました。

黄体ホルモン検査(排卵後7日目前後)

  • 採血でホルモン状態を確認。排卵後の着床準備ができているかチェック
  • 結果、プロゲステロン値が20ng/mLで良好でした。

子宮卵管造影検査(生理後〜排卵前)

  • 夫の検査との兼ね合いで初診から半年後に実施。
  • 管を通す時と、造影剤を入れる時の痛みが強く、麻酔がない病院だったのでかなりつらかったです。
  • 所要時間は約1時間。検査後は抗生物質が処方されました。

📝検査の順番や内容は病院ごとに異なります。気になる場合は初診時に確認しておくのがおすすめです!

検査にかかった費用と助成制度

検査内容金額(保険適用後)
感染症・子宮頸がん検診5,180円
ホルモン・甲状腺検査2,770円
超音波検査2,600円
黄体ホルモン検査1,380円
子宮卵管造影検査13,230円
合計25,160

※このほか、助成金申請書類作成費として1,100円かかりました。

自治体の助成金制度の活用

  • 上記すべての検査+申請書類作成費が助成対象でした
  • 領収証や明細書はすべて保管しておくのが◎
  • 書類作成は病院が対応してくれ、1日程度で受け取り可能でした

検査前に知っておきたかったこと

  • 卵管造影検査の痛みは病院や体質によって異なり、麻酔の有無も確認すべき
  • 排卵付近の精液検査は避けるのが無難。人工授精と同日に組まれて驚きました…!

通院回数・通院期間・予約方法

  • 不妊検査の通院は6回
  • 通院期間は半年ほど(卵管造影のタイミングを図っていたので、それがなければ3ヶ月ほど)
  • 初診は電話予約、それ以降は電話or次回予約。採血は当日受付が多かったです

服装・持ち物アドバイス

  • スカート推奨。ただし、タイツやレギンスの重ね着は不便
  • 採血しやすい服、血圧測定しやすい薄手の上着が◎
  • 水分持参を忘れずに。待ち時間中に散歩や事務作業もおすすめ!

まとめ:迷っているあなたへ

不妊検査を受けてみて、自分の体について知ることができたのは大きな収穫でした。排卵日がアプリと違っていたことに気づけたのも、妊活の精度アップにつながりました。

私自身、検査の話を人にするのは少し抵抗があり、ネットでの情報も限られていたように感じます。でも、この記事を読んで少しでも不安が和らげば嬉しいです。

まずは情報収集からで大丈夫。
あなたのペースで、一歩ずつ妊活と向き合っていけますように。

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